受講生がやる気になる講座に必要な3つの要素【ストアカでの教え方】

最も教育効果が高くなるときがどのようなときでしょうか?それは受講生が「勉強したい」と思っているときです。いくら先生が良い情報を伝えたとしても、受講生が「勉強したくない」と思っていたら意味がありません。

そのため、「優れた講師」に必要なのは、相手をやる気にする技術です。

極論を言えば、やる気を出させることができれば、あとは受講生が勝手に勉強します。なので、そこから先は普通の話をしても、しっかりと吸収をしてくれるわけです。

受講生をやる気にさせる3つの要素

  1. 受講生の「経験」に関連した
  2. 「問題提起」を行うことで
  3. 「興味」を誘うことです

この3つの条件が整うと、「そうそう、それが知りたかったんだよ」と主体的に参加してくれるようになります。

たとえば、「心を開くコミュニケーション」の講座を開くとしましょう。このような場合は、最初に定義を説明するのではなく、問題提起を行い、受講生同士で考えてもらいます。

Ichikawa
  • あなたは、どんな人に対して心を開きますか?
  • 実際に、誰に対して信頼をしていますか?それは何故ですか?
  • どんな人に対して警戒心を抱きますか?

最初に投げかける質問は1つだけです。質問を投げかけたあとに、受講生同士で自分の経験を話し合ってもらいます。こうして受講生の経験を場に出すことで、双方向の講座にすることができます。

すると、受講生が自ら「心を開く人」について言語化しているので、自分にそれが当てはまっているかどうか、自分にはできていないことなどに気づくこともあります。

人が、講座の内容に対して最も興味を持つのは、自分が抱える課題に関連することです。そのため、自分の経験を場に出させる問題提起は、興味を高めるのに最適なのです。

さて、みなさんの講座は受講生さんの興味や期待感を高められる構成になっていますか?