イリウミユウコ先生「恋する接客術~アプローチからお客様を笑顔にする」

2019年10月27日、イリウミユウコ先生の恋する接客術~アプローチからお客様を笑顔にするに参加してきました。

受講のきっかけ

「接客」というと販売や飲食などを連想しますが、「お客様と接する」と考えるとさまざまな人に当てはまる重要なテーマだと思います。かくいう私も、お客様(受講生さん)と接するお仕事をしています。また、私が参加したときは、5名中4名が教育に携わる人でちょっとビックリしました。しかも、2名は私の講座にも参加してくれていたという…(笑)

さて、接客において重要なのは、自分自身が接客に対する恐怖を払しょくすることと、お客様への「働きかけ」を上手に行うことです。今回は、この2つを学びたく、イリウミ先生の講座を受講しました。

恋を舐めていました

イリウミ先生は、あの丸井にて長年販売員を務めたのちに接客講師になったほどのプロフェッショナルです。そんなイリウミ先生も丸井に入社してから3年間は接客が苦手で、接客から逃げていたそうです。

「それではいけない」と思い立ち、自分らしく接客するために行ったのが「お客様に恋をする」ことだったのです。

受講前の私は「恋する接客術」という講座名を見て、「お客様のことを理解しようと努め、感情豊かに、お客様の興味に対して強い興味や関心を示す」などと考えていたのですが、正直に言って「恋」を舐めていました。

そもそも「恋する」って、この程度のことではないですよね。イリウミ先生の心構え・行動は、まさに恋する人に対するそれでした。



理想の恋人(お客様)をイメージする

私が最も衝撃を受け、「なるほど!」と思ったのが、恋するための事前準備として理想の恋人を妄想することです。しかも、その妄想がかなり具体的で、名前や年齢、職業、予算、来店日時、目的(背景)、そのほかの補足情報など、かなり詳細に練ります。

確かに、恋愛においても「理想の異性」を語り出したら止まりませんよね。しかも、勝手な想像で「普段はあんなことしているのかな?」などと考えてしまいます。まさにそれと同じことを行うわけです。

接客(デート)をイメージする

理性の異性を想像したら、その人とどんな会話をするか、どこに行くか、どんなお付き合いをするかを妄想します。

それと同じように、理想のお客様を妄想したら、「その方にどんな接客をするか」をイメージします。自分にとっての理想のお客様との会話を考えるため、楽しくシミュレーションができるわけです。

理想のお客様に出会ったら

理想の異性に出会えたら、なかなか声をかけることが難しいかもしれません。

でも、理想のお客様が来店したら、積極的に声をかけられます。理想のお客様へのシミュレーションがバッチリできているわけですから、それを試してみたくなるのです。

こうした考え方を知って、「なるほど」と思いました。今まで、社員間のロールプレイングでのトーク練習はしてきましたが、理想を考え、詳細にシミュレーションをするのは楽しくできそうです!

お客様と両想いになるには

講座の中で、お客様と両想いになるために必要なものとして、表情、提案力、共感力、質問力など、さまざまなことを学びました。そんな中、私が特に重要だと思っているのが印象に残ることです。

私自身、ストアカにて「相手の印象や記憶に残る技術」や「相手の記憶に残る意味」を教えていますので、その重要性はよーくわかります。自分のことを覚えてもらい、好きになってもらうことは、その場だけの影響の留まりません。リピートや口コミなどの「次」をも生み出します。

恋は楽しい

心を開くコミュニケーションに重要なのは、「経験の共有」「感情の共有」です。「共有」ということは、相手からそれを引き出すのはもちろんのこと、接客側も自己開示をしたり、感情を出す必要があります。

お互いの経験を語らず、無感情な恋愛なんてありませんよね。恋愛の中には理想のコミュニケーションの技術がたくさん眠っているのだと気が付きました。

恋する接客術は、自分の仕事や人生を楽しむことができますし、お客様にも幸せを提供することができます。 冒頭にも記しましたが、私のような講師を含む、お客様と接する機会のあるすべての人におすすめです! とても素敵な講座でした。