栃本雅弘先生『占い師が教える初対面でも【また会いたい!】を生む心の扉を開く㊙会話』

占い師の初対面コミュニケーション術

2018年5月13日、栃本雅弘先生の占い師が教える初対面でも【また会いたい!】を生む心の扉を開く㊙会話を受講してきました。

受講のきっかけ

お客様(受講生)に対応する仕事上、初対面コミュニケーションの機会が多いです。個人的に初対面コミュニケーションがしっかりとしている人と言われると、「医者」と「占い師」が思い浮かびます。

たとえば、お医者さんの質問に対して患者はしっかりと答えますよね。お医者さんから「〇〇の薬を出しておきますね」と言われて断る人もほぼいません。

占い師さんも同様で、相談者さんは自分のことを包み隠さず話すイメージがあります。今回は、そんな占い師さんによる初対面コミュニケーションの技術が学べるということで迷わず受講を決めました。

講座の内容

受講した当時は、私が無知だったので気が付きませんでしたが、コーチングを学んだ今ならわかります。これは「傾聴」や「コーチング」の実践編です。

栃本先生は、占い師の初対面コミュニケーション力の要素を「自動ドアの法則」と名付け、大きく3つの要素に分けていました。 「まるで自動ドアのように相手の心の扉が開いてしまう」というのは面白い考え方ですね。

この3つのうち2つはコーチングの基本スキルと呼ばれるものであり、最後の1つは私がメンタリズムの講座で信頼を得るための技術として教えているものに類似していました。

栃本先生の講座の内容を公開するわけにはいかないので、私が教えている内容を少しだけご紹介させていただきます。

私が「信頼を得る方法」として講座で教えているのは「示す」ことです。相手に興味を「持つ」ことも大切ですし、相手に理解を「持つ」ことも大切なのですが、「持つ」だけでは意味がありません。きちんと興味を持っていることや、理解をしていることを示す言動が大切です。

人は、誰しも自分に対して強い興味・関心を持っています。そんな自分に対して興味を持ってくれて、理解してくれて、承認してくれる人がいたら信頼してしまいますよね。そのためには、きちんと興味を持っていることや、理解していることを示さなければならないわけです。

栃本先生の授業では、その「示す」ための方法を実戦形式(ワーク)で練習することができます。

講座の形式

値段が手ごろながら3時間という長めの講座です。ただ、参加者同士のワーク(会話)が中心の実践型の講座ですので、飽きることもなく、あっという間に時間が過ぎ去っていきます。

しかも、ワークが苦手な人でも安心できるレベルになっています。たとえば、相手の言葉に対する興味や理解を示す技術として、「具体的にこの言葉を使うと良いよ」「これらの言葉からいくつかを組み合わせて使えばいいよ」という形で、やるべきことが明確になった状態でワークが行われますので再現性が高いです。

ワークでは、主に聴き手側が自動ドアの法則を使い、話し手は自由にお話をすることになります。自分が話し手側に回った際、相手が自動ドアの法則で話を聴いてくれると、とても話しやすくなることが実感できます。

講座名のとおり、初対面であっても「この人になら話しても大丈夫かな?」という安心感が抱けるものになっていますので、お勧めです!