評価の高いストアカ講座を作成・開催し、良いレビューをもらう方法

評価の高いストアカ講座を運営する方法

ストアカでは、受講生からの評価やレビューで集客のしやすいさが変わってきます。では、高い評価をもらえる講座にするにはどうすれば良いのでしょうか?

最初は評価が高くありませんでした

講師の評価点 4.67

私は2019年9月現在で評価が5点満点のうち、「4.67」の評価になっています。人によっては「高い」と思うかもしれませんが、私はもっともっと評価を上げたいと思っています。決して評価のために講座をしているわけではありませんが、自分が一生懸命やった成果が高く評価されるのって気持ちが良いですよね。

  • 追記:最も評価が低かったときは評価が4.58でした。
  • 追記:2019年09月末に、評価が4.69に上がっています。
  • 追記:2019年11月末に、評価が4.73に上がっています。
  • 追記:2020年01月上旬で、評価が4.75に上がっています。

簡単な評価点の推移

私は現在、450名(うち、レビュー数190件)に受講をしてもらっていますが、最初に50件のレビューをもらった時点の満足度が「4.58」でした。特に30件目から50件目にかけて数字が落ちていったので、「これはまずい!」と思い、2019年4月から講座の大幅な改良を行いました。

その結果、最近の50件の評価平均を「4.90」まで上げることができたのです。そして、4.5台だった評価をやっと「4.75」まで引き上げた…という経緯があります。

Ichikawa
では、私が講座の改良をしたときに何を考えていたかを解説していきます。

大切なのは何を教えるかではなく、何を持ち帰ってもらうか

学びを持ち帰ってもらう

2019年4月からの私のテーマは学びを創るになりました。

以前は「何を教えれば良いのか」という視点でしか考えてきませんでしたが、その後は「そもそも受講生は何を持ち帰りたいのか」「その目的を叶えてもらうには何をすれば良いのか」と考えるようになったのです。これが、「受講生にとっての学びを創る」という意味です。

Ichikawa

セミナーの本質は受講生の行動変容です。たとえ、コンテンツ(内容)の質が良かったとしても、面白いワークがあったとしても、受講生の行動を変える何かが無ければ意味がありません。コンテンツやワークは、行動変容を生み出すための要素であり、それが主となることはありません。

講座作成に必要な三要素

別の記事でも紹介したことがありますが、講座作成の基本は「目的」「手段」「問題」の明確化です。

  • 目的:何のために、誰のために
  • 手段:どうやって目的を達成するか
  • 問題:達成や実行ができないのはなぜか

これを自分の目線と受講生の目線の両方から考えてみました。では、私の講座の中でも最も受講者数の多いメンタリズムで学ぶ!観察と傾聴と信頼のコミュニケーション術のケースをご紹介します。

私には、「メンタリズムは人の心をつかむ技術として使ってほしい」という気持ちがありました。私自身、メンタリズムを研修や教育のつかみとして使っていたので、それを教えたかったのです。ところが、受講生の大半は「日常のコミュニケーションに役立てたい」という目的で学びに来ています。

それでも「つかみ」の重要性を教えたかった私は、講座の中心を「つかみ」にし、補足として「コミュニケーション」を教えていたのですが、やはり評価はイマイチでした。

そこで、改めて中心を「コミュニケーション」にして、補足的に「つかみ」を扱ってみたら、講座に満足する人のみならず、つかみに興味を持つ人が増えたのです。

入口と出口の法則
受講生の満足度を高めるためには講座内容のバランスのほかに、内容を伝える順番も大切です。まず、講座の入口では、受講生が知りたいことを伝え、受講生の心をガッチリとつかみます。その後に講座の出口として講師が伝えたいことを伝えると、しっかりと心に響きます。

良い講座に必要な三要素

そもそも良い講座とは、どのような講座なのでしょうか?私は、良い講座には3つの要素が必要だと考えています。

  1. 情報が伝わる
  2. 感情が動く
  3. 行動を起こさせる

感情を動かすことが学びを深める

講座への満足度は、知識やスキルを教えるだけでは足りません。知識やスキルを得る中で、「勉強になった!」「楽しかった!」「来てよかった!」などと感情が動いていることが大切になってきます。

そもそも、人の記憶は感情に強く結びついているので、講座中に感情が動いていなければ、記憶や学びが薄くなります。

Ichikawa
みなさんは3日前の晩御飯を思い出せますか?

なかなかパッと思い出せる人はいないと思います。ところが、「3日前は偶然学生時代の友達に会って、飲みに行った」という特別な出来事があれば、パッと思い出すことができます。これは、感情が動いたから記憶しているんですよ。

同様に、自分が小学生だったころの思い出についても、感情が大きく動いたものほど思い出せるのではないでしょうか?

Ichikawa
では、次の質問です。千円札の裏面には何の絵が描かれているでしょうか?

結構見ているはずなのに、意外と覚えている人が少ないです。このように質問をすると、一定数が「鶴!」と答えます。残念ながら鶴は一万円札の裏面に描かれているものであり、千円札はまた別です。

こんな風に、人は当たり前とするもの、すなわち感情が動かないものを一生懸命記憶に残そうとはしません。人の記憶と感情はセットになっていることをしっかりと覚えておきましょう。

Ichikawa
ちなみに千円札の裏面に描かれているのは「富士山」です。ぜひ家族や友達に同じ質問をしてみてください。意外と答えられない方が多いです。

人を動かす講座にしよう

セミナーや講座は「受講して終わり」ではありませんよね。むしろ、受講が終わってからが本番です。そのため、「受講が終わったあとに、どんな気持ちでいるか、どんな行動を起こすか」がそのまま講座の評価に繋がってきます。

講師が考えるべき3つの前提

  1. 人は話を聞かない(Not Listen)
  2. 人は話を信じない(Not Believe)
  3. 人は行動を起こさない(Not Act)

自分の講座に参加してくれる人の目的やモチベーションは様々です。

  • 真剣に習得したくて来た
  • すごく興味があって来た
  • なんとなく時間があったから来た
  • 人に言われて必要になったから仕方なく来た

みんながみんな、自分の話を聞いてくれて、好意的に受け取ってくれるなら苦労はしません。でも、実際にそんなことはありません。講師にとって大切なのは、意欲の低い人を基準にして、その人に話を聞いてもらい、信じてもらい、行動してもらう授業をつくることです。すると、最初からモチベーションが高い人にとっても、さらに満足してもらえる講座になります。

Ichikawa
講座を作成する時点から、「3つの前提を覆し、行動を起こさせる講座を作ろう」と考えるようにすると、非常に満足度の高い講座ができあがっていきます。

人を動かす講座の五原則

驚きと謎:「人は話を聞かない」を覆す技術

「受講生が話を聞いてくれるとき」とは、どのようなときでしょうか?それは、講師が大事な話をしているとき…ではありません。受講生が「話を聞きたい」「知りたい」と思ったときこそが、しっかりと話を聞いてくれるときになります。そんな「聞きたい」「知りたい」を生み出すものこそ驚きです。

体感:「人は話を信じない」を覆す技術

講師・先生の話を信じるか信じないかは、自分事になるかならないかで決まります。講師のメッセージを自分事にしてもらうためには、その場で実際に体感をしてもらうのが一番です。

講師・先生の言葉は、頭で理解するだけでは印象に残りません。実際に受講生自信が体験・体感をすれば信憑性が生まれます。

Ichikawa

私は、「驚き・謎・体感」を刺激する技術のことを「つかみ」と呼んでいます。つかみを体感したい方や、つかみの技術を習得したい方は、ぜひつかみの技術の講座にいらしてください。こちらのリンクからアクセスすると500円引きになります。

気づきと承認:「人は行動を起こさない」を覆す技術

「よし、行動しよう!」と決めるのは自分自身です。そのため、最終的には自分自身で目標ややるべきことに気づいてもらわなければなりません。

講師・先生が行うべきことは、気づきへと導いていく質問です。受講生さんと1対1ならコーチングを行い、複数の受講生さんがいるならディスカッションをしてもらうと良いでしょう。ディスカッションというのは、答えのない討論のことであり、ワークとは別物です。できるだけ、受講生の現場の問題に即した問いを用意しておきましょう。

ただ、いくら自分で気づいたとしても、人はなかなか自分の行動を変えることができません。そこで必要なのが講師による後押し(勇気づけ)です。受講生さんがたどり着いた答えに対し、「良いですね!あなたならできますよ!」と承認することで行動を促すことができます。もちろん、「なぜできると思うか」の根拠もつけてくださいね。

なお、コーチングやディスカッションをする時間がない場合は、「講座の振り返り」がおすすめです。これは後述します。

すぐにできるアクション!

講座の最初にやっておきたいこと

講座の最初には、アイスブレイクとして受講生に自己紹介をしてもらいましょう。その際、必ず参加した目的・講座から得たいものを話してもらうようにしておきます。これが何より重要です。

最初に自分で目的を口にすることで、受講生自身が学びへの意欲を再確認することができます。また、講師もその目的を叶えるために講座をしているわけなので、受講生さんが求めているものに合わせる形で講座をアレンジしながら進行させることができます。

講座の最後にやっておきたいこと

講座の振り返りをやっておきましょう。特に、今日、一番勉強になったことは何ですか?何を実行しますか?という質問は、学びを定着させ、「しっかりと学んだ」という実感を与えるのに役立ちます。

できれば、講師がそこにコメントを付けて承認したり、さらなる情報の提供をしたりすると、受講生さんの満足度が大きく高まっていきます。受講生の人数が多い時にはテーブルごとにやってもらい、聞き耳を立て、いくつか気になったものにフィードバックするか、改めて講座に対する質問を聞いたりします。

以下は、実際に「相手の心をつかむ話術」の講座でもらったレビューです。

実際にいただいたレビュー
講義が、実体験に基づいていて、参加者自らか体験することで引き込まれ、引き込むためのテクニックを教えてくれました。直ぐに使えそうなものばかりて、とても勉強になりました。また講義終了後も、細かくフォローしていただきました。 ぜひ実践してみたいと思います。
Ichikawa
「講義終了後も細かくフォロー」とありますが、「時間の範囲内」で振り返りを行ってもらい、さらなる情報提供(補足)をした形になります。

講師におすすめの本

私が講師・先生のみなさんにおすすめしたいのは『人前で話す・教える技術』です。この本は、講師としてセミナーや研修を行うのに必要なエッセンスがギュッと詰まっています。それこそ、教え方だけでなく、コンテンツの作り方や会場準備、アフターフォローにいたるまで、すべてを学ぶことができます。

さて、今回は「人を動かす話し方」や「つかみ」についてご紹介しましたね。この本の中の中でも、それをしっかりと学ぶことができます。特に注目したいのは「あついかみの対話」の考えです。これは、講師の話の順番をまとめたもので、これに従うことで素晴らしい講座をすることができます。

  • あ:あわせる対話
  • つ:つかむ対話
  • い:いかす対話
  • か:かさねる対話
  • み:みつける対話
  • の:のせる対話
Ichikawa
教える技術を学び、「またあの人から学びたい」と思ってもらえる講師・先生になりたい方なら、『人前で話す・教える技術』は必読の1冊です!