本質に迫る質問「AとBの違いは何ですか?」
- つかみとアイスブレイクの違いは何ですか?
- つかみとアイスブレイクとワークとディスカッションの違いは何ですか?
- 報告と連絡と相談の違いは何ですか?
- 営業と販売と接客の違いは何ですか?
- 笑いと笑顔の違いは何ですか?
- 悩みと嘆きの違いは何ですか?
- 「聞く」と「聴く」の違いは何ですか?
- リノベーションとリフォームの違いは何ですか?
- ハムとベーコンの違いは何ですか?
最後のは半分冗談です。でも、何となく「ハム」を頭に思い浮かべるだけよりも、「あれ?ハムとベーコンの違いって何だ?」と考えた方が、ハムの本質を知ることができますよね。
私は「つかみ」のセミナーを行っていますが、「つかみとアイスブレイクの違いは何ですか?」は鉄板ネタです。これを受講者に投げかけて、ペアやグループで話し合ってもらいます。
すると、その話し合い自体が「つかみ」の本質に迫っていく形になるので、受講生が自ら本質について推理する有益な時間になります。そして、受講生同士で、「あれかな?これかな?」と話し合っていると、それだけ強く考えることになりますし、強く考えれば考えるほど講師・先生からの答えが待ち遠しくなります。
そのため、話し合いを終了し、先生が話を再開すると、受講者全員が固唾を飲んで話を聞いてくれるわけです。
例:営業と販売の違いは?
もし、私が営業研修をするなら「営業」を持ち上げる答えを出し、販売研修をするなら「販売」を持ち上げる答えを出します。そもそも、こうした問いには正解がありません。だからこそ、その先にどんなメッセージを送りたいかという目的に沿った答えを用意することができます。つまり、講師が説明したい内容を答えにできるというメリットもあるわけです。
答えの出し方も大切
A or Bの答えを出すときは基準を同じにする必要があります。たとえば「目的」で比較するのか、「手段」で比較するのか、それとも「役割」で比較するのかなどで答えは変わってきます。基本的には「目的」や「漢字」で比較すると答えを導き出しやすいです。