権威を利用して説得力アップ!有名人のエピソードクイズ【講師のつかみネタ】

有名人の権威を利用して説得力を高める

人の行動に大きな影響を与えるものの1つに権威性があります。これは、自分があこがれている人や、有名人などの言葉に影響されやすいことを言います。

たとえば、 「好きな芸能人がCMをしているから」「好きな芸能人がいつも身につけているから」という理由で商品を購入する人がいます。

個人的に「影響力のある人」と言われてパッと思い浮かぶ人にマツコ・デラックスさんがいらっしゃいます。「あたしは不味いものは不味いって言うわよ」と言っておきながら、「これ、美味しいじゃない」ということで、その商品が飛ぶように売れるのです。

また、テレビそのものにも権威性があります。科学的にみて間違いが発覚しているものであっても、「いや、テレビで言っていたから」と、妄信的にテレビのことを信じてしまう人もいます。ほかにも「これが健康に良いです」と放送をすると、こぞってその食品を買い漁り、どのお店でも売り切れになるなども権威性の影響です。

権威性のつかみ

講師も、この有名人の権威性を利用することで、受講生の心を動かすことができるようになります。有名人がテレビで話していたエピソードや、自伝などに書いているエピソードをしっかりとストックし、活用させてもらいましょう。

例)京大芸人の宇治原さんの勉強法

みなさんは、ロザンの宇治原さんをご存知ですか?クイズ番組でお馴染みの京大芸人の方です。さて、そんな宇治原さんですが、以前にとあるテレビ番組で大学受験のときに行った勉強法についてお話をされていました。

しかも、その方法は、あの脳科学者の茂木健一郎先生も絶賛するほどのものだったのです。さて、一体どんな勉強法だったと思いますか?(ディスカッション or 十分な間を空ける)

実は、エア授業を行ったのです。宇治原さんは、自分が参考書などから学んだことを、自分の部屋の中で誰かに教えるつもりで授業をしていたんだそうです。

よく「教えることが1番の学びになる」とか「アウトプットをすることで記憶に定着する」などと言いますね。宇治原さんは、まさにそれを実行したわけです。

みなさんも今日の学習をしっかりと記憶に定着させるため(習慣化させるため)に、まずはアウトプットから行っていきましょう。ブログやSNSに考えをまとめる形でも構いませんし、誰かにお話をするのでも構いません。まずは、何かしらの形でアウトプットを実行していきましょう。

有名人の名言を活用する

有名人の権威性を使うなら名言もおすすめです。シンプルかつ重みのある言葉なので、心に響きやすいです。

たとえば、レディー・ガガの名言に素晴らしいものがあります。「高校生のとき、友だちはみんなGoogleに入りたいと言っていた。けれど、私はGoogleで検索されたいと思っていたの」いかがでしょうか?彼女らしい発想で、とっても素敵な言葉ですよね。そして今、実際に彼女はその夢を叶え、世界中で検索される人になっています。

また、レディー・ガガと同じく「目の付け所が面白い」という意味では、ソフトバンクの孫正義さんが言った「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのだ」という言葉も印象深いです。

こうした、視点や思考の切り替えは、成功者には欠かせませんし、成功者の言葉ですので重みがあります。

個人的に、名言は講座の最後の締めにぴったりだと考えています。「最後に、こんな言葉をご紹介します」などと切り出し、名言を伝え、そこから最後のメッセージを送ります。これにより、自分が講座で伝えてきたメッセージをさらに印象付けることができるようになります。