【講師のつかみネタ】思い込みを体感できるクイズ・なぞなぞ

思い込みや失敗を体感できるクイズつかみ

クイズやなぞなぞを通して失敗を体感すると、その後のメッセージが伝わりやすくなります。クイズに間違えるなどの失敗体験を学びに繋げる場合は、1人に間違えさせるのではなく、その場にいる多くの人に失敗をさせるのがポイントです。できる限り、1人の受講生にだけ恥をかかせることは避けましょう。

なぞなぞ1
信二君のお父さんには5人の子どもがいます。長男の名前は一郎、次男は二郎、三男は三郎、四男は四郎です。では、五男の名前は何でしょうか?
なぞなぞ2

あなたはバスの運転手です。

  • 最初に5人乗って来ました。
  • 次のバス停では2人乗ってきました。
  • 次のバス停でが4人乗って3人降りていきました。
  • 次のバス停で、おばあさんが「運転手さんは私の息子と同じぐらいの年ね」と言って降りていきました。

さてバスの運転手は何歳でしょう?

正解と解説

1問目の正解は「信二」です。「ごろう」と考える方もいらっしゃるのですが、最初に「信二君のお父さんには」と言っているので、最後の1人は必然的に信二君になります。

2問目の正解は、「あなたの年齢」です。最初に「あなたはバスの運転手です。」と書いてあるので、あなたの年齢を答えればそれが正解になります。

本題やメッセージへと繋げる

人間の認知は意外といい加減
人間の認知は意外といい加減です。話し手が発言したことが100%伝わっていることはあり得ないと思った方が良いでしょう。そのため、私たちには100%に近づけるための伝え方が求められます。

また、仕事を部下に任せた上司の立場であれば、結果だけでなく経過を確認することで指示の受け取り間違いの確認をすることができます。

一見すると単なるクイズ遊び・なぞなぞ遊びかもしれませんが、これを教育の場で行うことで生まれるのは体感です。「人間の認知能力がいかにいい加減か」を自分自身で体感してもらうことができるので、その後の本題のメッセージが自分事になるわけです。

面白いクイズ・なぞなぞの集め方

最近はクイズ番組が多いので、クイズ番組の中から自分が「面白い!」と感じたクイズを使うだけです。もちろん、本題に繋げることが必須ではありますが、まずは面白いネタとしてストックをしておくことも大切です。

また、YouTubeのクイズ関連のチャンネルなども参考になります。たとえば、元東大王の伊沢さんが中心になっているQuizknockなどがおすすめです。